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  • 近藤 ちづる

「仮称郷土史博物館検討事業」繰越明許費

「仮称郷土史博物館検討事業」繰越明許費

可決されてしまいました。

繰越明許費というのは、予算成立後の事由に基づき、年度内にその支出を終わらせない見込みのあるものについて、翌年度に繰り越して使用する経費をいいます。

今回の補正予算において博物館の基本構想にかかる経費が翌年度に繰り越されました。

今年度は新型コロナ感染症の影響を受け予算執行できなかったのがその理由です。

そもすると、コロナでは仕方がないとスルーしてしまいそうですが、そうはいきません。

コロナを隠れ蓑や盾にして大きな予算を通してしまったり、やらなかったりする自治体が全国的にあると報道されています。


この仮称郷土史博物館構想は今年の3月の予算委員会で実施する方向で決まった構想です。

私たち9人の議員は歴史文化は否定するものではないけど今はやる時でないと反対を宣誓し議論を尽くしましたが僅差で敗れてしまいました。

この博物館の建設費用はおおよそ15億から30億と言われています。

県内の博物館の現状も調査し、一度建設してしまうと莫大な維持費が生じていることや学芸員が足らず、調査研究が思うようにできていないことなどが浮き彫りになってきました。

私たちは博物館は大きな建物でなくても、学校の空き教室や他の施設との併設などを挙げました。また富士宮市の場合、縄文期早々期の大鹿窪遺跡があり、その遺跡を活かしたほうがいいなど議論に議論を尽くしました。

また、市長は最初から白糸地区にある「白糸自然公園」を候補地にあげています。

一応候補地についてはゼロベースといっていますが、予算委員会で決定したあとすぐ白糸地区の会合で自然公園での構想を言っています。

この白糸自然公園は北部地域と言って市街からかなり奥に入り、アクセスも不便なところです。子供たちがちょっと寄ってみていこうということは無理です。

お金を払ってバスに30分以上乗っていかなくてはなりません。

歴史文化って街を歩くとそこはかとなく漂ってくるものだと私は思います。

ただ、町にある資料や郷土品、歴史的に価値があるものなどの保管場所を考えたりすると大きな資料館は必要とも思います・

いろいろそれぞれの思いを載せてこの3月議会で可決し、博物館構想が大きく前に一歩進んだことになりました

歴史文化をこよなく愛する人たちにとっては悲願の博物館です

喜んだ市民の方たちもいらっしゃったことでしょう!


なのに、なのに、基本構想を作成する業者もまだ入札もしていない。検討委員会も決まっていないという事です。

今の11月現在で一銭も予算を使用していません。

572万円を予算化したのですが、555万9000円を繰越予定です。

今後の委員会開催に17万ほど残したことになります。

その委員の構成委員も何も決まってないというのではありませんか。

驚きしかありません。

それでは、今までの議論は何だったんでしょうか!

いい博物館を作ろうという熱意もやる気もこちらには伝わってきません。

どうせ作るなら、いい博物館を作ってもらいたいというのは議員全員の想いです。


そこで、今年3月の3時間30分に及ぶ予算委員会の議会中継をもう一度聞いてみました。

その議論の中では、担当職員がこれからすぐ入札し、基本的にはメールなどで打ち合わせていくと回答しています。

今、私たちのセミナーや打ち合わせなどzoomやオンラインでやっているのが普通です。

コロナが収まっていた時期があったわけですから、zoomはもちろんの事メールなどでなんら打ち合わせができるはずです。入札もできたわけです。

また、市役所の中でもできることはいっぱいあったのではないかと思います。

市民の皆様のご意見を聞いたり、アンケートを取ったり、、、、いくらでもあったでしょ!


そこで、他の繰越明許費も調べてみました。

その結果、総合計画の策定の明許費や観光基本計画などの経緯など聞き歩いた結果、メールやzoomなどでの打ち合わせをしていて努力の姿勢が見られました。

当然です。努力しても不可抗力なものが繰越明許に値するのです。

はたして、今回の博物館構想の基本構想は繰越明許に値するのか疑問です。


また、6月議会では一般質問で私は「コロナ禍のなかでは今は取り下げたほうがいい」といいました。しかし、市長は

「予算をつけてもらったのだからやらないどころの騒ぎではない!粛々と信念をもってやっていく」と言ってました。

私は「御意思が固いようで、、、、」と皮肉ったのですから、、、、、

市長の信念は何だったんでしょうか。


コロナを盾にできなかったというのは、この博物館を待ち焦がれていた市民に対しても大変失礼な話です。

議場でもいろいろな意見がでました。暫時休憩を多くとってもらい、その都度議員が集合して、話し合い紛糾したわけです。

私は予算そのものに反対すると粘りました。

しかし、一度今年度の予算で可決してしまった重みは強くて、繰越明許費という性質上、繰越を増額するか減額するかしかないわけで、

どちらにしても、博物館構想の後押しをしたともとれないと仕方のない繰越明許費なのです。

事務局も私たち反対した9人の議員も調べて手を尽くしたのですが、結局修正動議もできませんでした。

しかし、共産党議員2名を除いてですが、後全員の議員はコロナに考慮しての付帯決議を付けました。(前回賛成した議員さんたちもです)

付帯決議は法的に拘束力があるわけではありませんが、私たち議員の気持ちは言えたのではないかと思います。

議員もみんなそれぞれ頑張っています。

議会もただ数の原理ですので、そこはお互いに引いたり押したりしていくしかありません。



この1週間は繰越明許費のことばかり頭の中にあり、夜も昼も考えてばかりでした。

今回の繰越明許費は今一歩及びませんでしたが、市民の皆様の意思を代弁する機会は今回だけでありませんので、今後当局の出方を注視していきたいと思います。

それにしても、自治法というのは、本当に難しい!

私たちでさえ、よく理解できていないのですから市民の皆さんはなおの事大変だと思います。だれでもわかりやすい仕組みにしていかないとますます政治離れが加速していってしまう恐れがあります。身近な政治であってほしいと切に思います。


私もまだまだ修行中です。

これからもいっぱいいっぱい勉強していきます。

よろしくお願いします。


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