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執筆者の写真近藤 ちづる

沼津での虐待防止策イベントに参加してきました。

沼津での虐待防止策イベントに参加してきました。

虐待の当事者からの告白から始まりました。

虐待が日常どのようにされているかの実体験をお聞きし、針で肌を刺されているような感覚を味わいました。

今一生さんの講演も衝撃的で説得力があるもので確信をついています。


今、我が富士宮市も幼児の性被害の事件が続けてあり心を痛めています。

虐待の中でも性被害は一番罪が重いと思います。

性被害は「心の殺人」と言われています。

日本での

認知件数は低く2000件ぐらいですが、これは氷山の一角でその何十倍もいると言われています。なかなか表に出てこれないのが性被害です。

特に、衝撃的な事実として、性被害の加害者は実父が一番多く、知人が9割だと数字に出ています。


今年はコロナショックがあり20万件の虐待があり、

30年前に比べると200倍に増えているといいます。

親子と向き合う時間が増えたのが要因。(なんかおかしくないかな?向き合う時間が増えると分かり合える時間も増えると思うのですが。)


毎年11月は虐待防止月間です。

しかし、厚労省も国も子供の虐待の件数を減らしたことは統計から言っても一度もありません。

もう、制度疲労しているとしか思えません。

相談件数がものすごい勢いで増えているのに相談職員は増えていません。

児童福祉士が10年のうちに離職している割合が8割以上ぐらいあると言います。

また189の児童虐待の通報件数も極端に少ない。

虐待を受けた子供が保護される施設でも虐待が起きており、厚労省のホームページに

もアップされています。

子どもにとって安心した居場所がないばかりか、信じれる大人が周りにはいないことになり、絶望しかありません。

ますます心が壊れていくこの負の連鎖はどうすれば断ち切れるのだろう。

子どもは存在そのものが未来!明るい未来だと思っていました。

が、虐待の件数の前にはこの言葉もひらひら薄っぺらに感じてしまいます。



子どもを虐待しない仕組みを作るにはこの親権が足かせになっています。

親権が相当強く、虐待された子供はこの親権の濫用で翻弄されてしまっています。

親権が強いあまり、子供を支配してしまっています。

この親権の法律ができたころは3世代が当たり前の時代で子度はみんなで育てていた時代です。

時代は変わり、核家族で共働きの家が増え子供を取り巻く環境は大きく変わってきました。

法律は今を生きる人たちのためにあり、変えていく必要があります

子ども自身が親を選んでいく権利が必要です。

子どもを自分の所有物のように扱う意識を変えていかないと!


今までの国の施策は失敗なのではと減らない虐待数を見て確信します。

新しい虐待防止策を考えていかなければ、今後ますます児童虐待が増え続けていきます。


このイベントではいろいろ興味深いアイディアを提案しています。

実体験に基づいての提案ですから的を得ています。

市民ができること、地域でできること、政治ができることがわかりやすく提案されていて大変興味深いです。

その中でも自分でもできることがいくつかありました。

それを形にしていく方法を考えていきたいです。



誰かが勇気を出さないといけない社会ってどこか間違っています。

みんなで声を出していかないと!

私ができることは小さいことですが一般質問でも性教育や性被害を訴えてきたようにこれからも言い続けていきます。

こうしている今も膝小僧を抱え震えながら暮らしている子どもたちを早期発見し早期対策をしていけるように早速行動に移そうと思います。

子どもは親を選んで生まれてこれません。

私たち大人の責任は大きいです。


今回、いろいろな視点からこの児童虐待を取り上げてくださった関係諸団体に感謝いたします。

有難うございました。

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