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富士宮市議会議員
どんな時も 明るくほがらかに!
南原メガソーラー問題
富士宮市大中里(字 南原)に建設中の太陽光発電所ですが、市民より賛否両論の意見があります
私の立場は一貫しています
私は再生可能エネルギーに反対ではありません。
電気は人間の“血管”のようなもの。
生活に欠かせないからこそ、
市民の不安を取り除き、安心できる形で進めるべきだと考えています。
富士宮市議会にて、南原太陽光発電所に関する一般質問を行いました(2025.10.14)
発言項目『富士宮南原太陽光発電所新設事業に対する市民の懸念と市の対応について』を質問しました。以下、事前に市に提出した通告書です

富士宮市議会に提出し質問を行いました(2025.10.14)

富士宮市議会に提出し質問を行いました(2025.10.14)
一般質問を終えて (2025.10.15)
昨日(2025.10.14)の一般質問では、南原太陽光発電施設について取り上げました。
限られた時間の中でしたが、事業の全体像や市民の皆さんへの情報共有は、ある程度できたのではないかと思います。
■事業の概要
面積:19.99ヘクタール(東京ドーム約4個半)
出力:21,000キロワット
パネル数:30,024枚
■主な質問・提案内容
環境影響評価(アセスメント)
20ヘクタール以上で義務化されていますが、本事業は19.99ヘクタールとして申請。
「アセス逃れ」と言われても仕方がないのではないか。
→ アセスの義務化を市として検討できないか。
事業全体像の提示
市民や地元の方に分かりやすいよう、企業側に全体図を作成してもらえないか。
地元説明会の再開催
調査の結果、地元の理解・同意が十分とは言えない。
→ 改めて説明会を開くべきではないか。
条例や預託金制度の整備
災害・事故・火災への備えとして、市独自の条例や預託金制度の導入を提案。
雨水対策・河川協議
安居山川で排水能力に不安がある。
→ もう一度河川協議を開くよう求めた。
沼久保地区のソーラー事業
除草剤の使用や、看板と事業主の不一致などの問題を指摘。
→ 看板の更新と管理徹底を要望。
倒産時の責任と資金証明
過去10年で太陽光関連企業の倒産は約600件。
→ 南原事業でも資金証明を確実にし、責任の所在を明確にしておくべき。
質問後すぐに、企業主さんが全体像を作成することを決めたとの連絡を地元の方からいただきました。
市民の皆さんに事業の概要が共有されることになり、少しでも前進できたと感じています。
また、環境部長からは「変更後の事業については、まだ県から隣地開発の許可が下りていない」との説明がありました。
現在、県への情報開示請求も進めており、今後は市の資料と照らし合わせながら、正確な理解を深めていく予定です。まずは、知ることから始めます。
最後に 私たちは富士山の麓に暮らしています。
豊かな水と美しい風景は、私たちの誇りであり、次の世代へと受け継ぐべき大切な財産です。
市の職員の皆さんには、この景色と市民の暮らしを守り抜く強い使命感をもって取り組んでいただきたい。
市民の笑顔を思い浮かべながら——その思いで、最後に申し上げました。
再生可能エネルギーは確かに推進すべきものです。
だからこそ、市民の不安や疑問を丁寧に解きほぐし、安全と安心を確保した上で進めていくことが何より大切です。
私がこれまで取り組んできたこと
(2025.11.18)
2025.10.14、富士宮市議会の一般質問で南原太陽光の問題を取り上げ、その際に
「パネルの全体像が分かれば、市民の理解も進む」
との考えから、概略図(ソーラーパネル設置予定図)を示しました。
その後、担当課を通じて事業者さんに正確な全体像の提供をお願いし、また、私もメールで連絡を取り、ようやくデータをいただきました。
しかし、
「これを市民に公開してよいか」
と確認のメールをしたところ、返信がなく、そのまま時間が経ってしまいました。
さらに違う案件でもメールしたところ、なんの連絡もない中、
10日ほど前、突然、事業者さんから警告書が届き、
一般質問で示した概略図について「遺憾」だとの指摘がありました。
また、一般質問で不適切な部分があったことを指摘されましたが、指摘された部分については、議会の場で削除済みです。
私もすぐに専門家に相談し、回答書を提出しております。

正しく知ることから始めたい
昨日(2025.11.17)は県庁へ行き、開示請求していた南原太陽光発電所に関する資料を受け取ってきました。(※南原太陽光発電施設は静岡県の許認可を受けているため)
膨大な量ですが、市民の皆さんと分担しながら読み解いていきます。
まずは、事実を正しく理解すること。
不安も誤解も、そのためのそれを行うための第一歩となります。
発電所 建設予定地周辺の地元住民の方の、建設同意の経緯やその聞き取りの際に出た意見など
2025.10.14の一般質問に先立ち、2025年9月~10月に調査したものをまとめました。

近藤千鶴 聞き取り・作成

近藤千鶴 聞き取り・作成

近藤千鶴 聞き取り・作成
南原太陽光発電所の規模や
詳細を知るための書類
開示されている、南原太陽光発電所の規模やその詳細が書かれている書類です。『この様にこの土地を開発します』が示されています。現在、ソーラーパネル設置場所など の詳細図を載せる許可が降りていないため、こちらをご参考にしてください。





後悔しないために
メガソーラー事業は、市民の暮らしと自然環境に大きな影響を与えます。
だからこそ、今の状況を丁寧に共有し、将来世代に悔いを残さない選択をしたい。
富士宮市がより良い形で未来につながるよう、
これからも諦めずに取り組んでいきます。

今、南原太陽光発電所のことで起きていること
富士宮市議会に、「南原太陽光発電所新設事業の中止・撤退と富士宮市内の太陽光発電事業に関する陳情書」が提出されました。
この市民グループは、オンライン署名で4万筆以上(2025.11.25時点にて)を集めています。

